ARIM-mdx Data System
ARIM-mdx データシステム
データ収集・管理・解析のための情報システム
東京大学マテリアル先端リサーチインフラのすべての設備利用者は、ARIM-mdx データシステムのご利用が可能です。本データシステムを利用することで次のようなことが可能になります。
- クラウドストレージによるプライベートな大規模データの保存
- 共同研究者間でのデータ共有や一般公開の柔軟な管理
- 実験設備からの効率的かつセキュアな直接データ転送
- インタラクティブなプログラミング環境によるデータ解析やソフトウエア開発
- データ提供・登録による、全国25機関実施の広域データシェアサービス(NIMS RDE)への参加協力

本システムは以下の3つのサービスからなり、国内12機関の共同運営による学術クラウドシステム mdx 上に構築されています。
1. 大規模クラウドストレージ (Nextcloud)
すべての設備利用者は各プロジェクトごとに最大30TBのクラウドストレージを利用できます。オープンソースのクラウドストレージシステムであるNextcloudを利用し、mdxの超大規模ストレージ領域にアクセスできます。
サービスURL: https://arim.mdx.jp/nextcloud
利用の手引き: ARIM-mdx Nextcloudストレージ利用方法
2. 実験設備からクラウドへの直接データ転送IoTデバイス
実験設備から大規模クラウドストレージへはIoTデバイスを利用して直接データ転送することが可能です。データは各プロジェクト用のフォルダに個別に転送されます。
利用の手引き: ARIM-mdx 直接データ転送システムの利用方法
3. インタラクティブなプログラミング・データ解析環境 (Jupyter / VSCode)
大規模クラウドストレージへ保存されたデータは、mdxの持つ計算リソースを使ってインタラクティブに解析することが可能です (Jupyter)。また、データ利用のための本格的なソフトウエア開発も可能です (VSCode)。
サービスURL: https://jupyter.arim.mdx.jp
利用の手引き: ARIM-mdx Jupyterの利用方法
データ提供・登録への参加協力
データ提供・登録を申請したプロジェクトに関して、
- 大規模クラウドストレージ内のデータは、利用設備と利用日情報に基づきフィルタリングされ、これらの情報は利用申告の内容と照らし合わせられます。その結果、提供・登録されるべきデータが特定されます。
- 該当の提供・登録データはプロジェクト責任者に通知されたのち、本システムによって自動的にNIMS RDEシステムへ転送・登録されます。
- 転送されたデータは設備利用年度の翌年度始めから2年間は利用・閲覧されません (非共用期間、最大1年間の延長が可能) 。
- 非共用期間の後、NIMS RDEシステムにおいて一般利用が可能な状態(広域シェア)になります。
稼働状況
- (予定) 2023/10/14 11:00 ~ 18:00 ストレージメンテナンスによる稼働停止
- 2023/09/12~ 通常稼働中 (Nextcloud / IoT / Jupyter)
- ~2023/09/12 mdxメンテナンスによる稼働停止 (Jupyter)
お問合せ・ご要望
お問い合わせフォームより承ります。
https://lcnet.t.u-tokyo.ac.jp/contact/