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実績紹介

NanoSIMS50Lを用いた固体酸化物燃料電池における 酸素還元反応の解析

  • 東京工業大学
  • 長澤 剛
  • 支援者:竹内 美由紀(ナノテクノロジープラットフォーム高度専門技術者)

固体酸化物型燃料電池 (SOFC) の酸素還元反応サイトを、同位体トレーサー18Oを用いて可視化することに成功した。空気極および空気極/電解質界面における酸素還元反応の活性部位や酸素イオンの挙動が明らかになった。
成果は T. Nagasawa and K. Hanamura, J. Power Sources 367, 57 (2017) , T. Nagasawa and K. Hanamura, J. Power Sources 412, 695 (2019)に公表された。

図. 18O供給下で発電後のSOFC空気極における18O分布.     
ScSZ部には高濃度の18Oがほぼ均一に存在する一方,LSM部では粒子内の18O濃度に分布があり,還元反応が不均一に進行したことが示された.
T. Nagasawa and K. Hanamura (2017)より改変